※ 商品のリンクをクリックして何かを購入すると私に少額の報酬が入ることがあります【広告表示】 昔から嫌いだ。
その昔 、Googleではなくてinfoseekを検索に使っていた頃から嫌いだった。
いわゆるドットコムの時代で、いまならweb1.0と呼ばれる時代のこと。フロント層の技術は今よりも貧弱な中、今と同じようなアプリケーションを作っていた時代のことだ。
当時はてなは、「人力検索」をメインにしていたのかもしれない。人力検索自体は他所もやっていて、特に特異ということもなかった。はてなが特異だったのは、「はてなキーワード」というwikiのような仕組み。同様の理由でwikiも嫌いだった。
「はてなキーワード」とwikiワードが嫌いな理由は、ユーザが敢えて張ったリンクと、機械が自動で貼ったリンクの区別をしなければいけないからだ。きちんとメンテされているwikiであれば、ページ作成のためのページを差し出されて怒り狂うことも無いのだけれど、大抵のwikiはキーワードだけしかない。
「はてなキーワード」が、よりひどいのは、リンクをクリックしてみると「はてなキーワードの説明ページ、と見せかけたアフィリエイトページ」にたどり着くことだ。アフィリエイトだということが分かりやすいページに、分かりにくいリンクで誘導される。そして、自サイトへのリンクをたくさん持ったページ、役に立たないキーワードへのリンクを手がかりに、検索エンジンの上位を汚していた。これが当時「俺がはてなを嫌いだった理由」だ(実のところ、当時からキーワードページにアフィリエイトがあったかどうかは定かではない)。
そして今 、web2.0とバズられる時代。
2007年の節分の日、予告されていた時間よりも長く、メンテナンスのためにはてなのサービスが完全に停止した。
梅田望夫サロンがlingrで開催される日。しかも、梅田望夫サロンへの到達方法は梅田望夫さんのはてなダイアリーでされていて、非常に困った日。
やっと皆、はてなへの依存度に気づいたことだろう。そこでもう一つ、はたと気づくべきだったことに、ギーク達は気づかなかったろうか?
web2.0ってなんだっけ?ユーザが登録したデータはユーザのもの、という話ではなかったか?
もちろん、はてなは自サービスのことをweb2.0と言ったりはしていないけれど、きっとみんな思ってるんじゃない?「データは取り出せるし、他の類似サービスに移せるだろう」って。
はてなは、変な会社でうってるけど、実のところ変なところは一つもなくて、もし変なところがあるとすれば独立IT系にしては商売がうまい、っていうくらいだよね。
これが「今、俺がはてなを嫌いな理由」
え?今嫌いな理由はデータが取り出せないことだろうって?
ジョウダンハヨシコサン。
今、はてなが嫌いな理由は、 「商売がうまくて妬ましい」 ってことだよ、当然。チッキショー
あとは、iMacほしい!Wiiほしい!って叫んだのにあたらなかったことも、嫌いな理由である。