Django デバッグ用のツールバー

2008/09/20 23:30

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Djangoはエラースクリーンが非常に充実しています。デバッグモードで例外が発生すると、エラースタックの各ポイントでの変数の中身や、近辺のソースコードを簡単に見られるようになっています。

なので、面倒なデバッグ環境の用意や、ソースコード中へのデバッグ出力の埋め込みは殆どせず、無理矢理例外を送出して中身を見たりしていました。

しかししかししかし、DjangoConでデバッグ用のツールに関する話が出たと言うことで、ちゃかちゃか便利なものを作った人がいます。

debug_toolbar というDjango用のアプリケーションです。

debug_toolbar

モード・Djangoのバージョン、実行にかかった時間、Httpヘッダ、Requestの値、SQLのデバッグアウトと実行時間(EXPLAINも表示できる)、キャッシュの状態、レンダリングに利用したテンプレート情報に関するデバッグ情報を参照できます。

Djangoのテンプレートは、継承できること、検索順によって利用するテンプレートを変えられること、が利点としてあるために、実際に利用しているテンプレートの情報を見られるのは非常に便利だと思います。

used_template

インストールは非常に簡単で、 githubのプロジェクトページ から、ファイルをダウンロードして、解凍したディレクトリの中のdebug_toolbarディレクトリをPythonパスの通ったところに配置します。

次にdebug_toolbarを使いたいプロジェクトの settings.py をいじるだけです。

接続可能なIPアドレスの設定を設定します。

  INTERNAL_IPS = ('127.0.0.1',)

INSTALLED_APPSに 'debug_toolbar', の追加

MIDDLEWARE_CLASSESの最後に 'debug_toolbar.middleware.DebugToolbarMiddleware', の追加

利用する機能の設定

  DEBUG_TOOLBAR_PANELS = (
      'debug_toolbar.panels.version.VersionDebugPanel',
      'debug_toolbar.panels.timer.TimerDebugPanel',
      'debug_toolbar.panels.headers.HeaderDebugPanel',
      'debug_toolbar.panels.request_vars.RequestVarsDebugPanel',
      'debug_toolbar.panels.sql.SQLDebugPanel',
      'debug_toolbar.panels.cache.CacheDebugPanel',
      'debug_toolbar.panels.template.TemplateDebugPanel',
  )

メニュー自体がプラガブルにできてるっぽいので、自分用のpanelを作ってみても面白いかもしれません。

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