やっと露出計が内蔵されたという時代から一眼を触っているので、 GRD3 、 X10 を使っていてもマニュアル操作をすることが多く、でも高級コンデジと呼ばれているものはアナログ操作はできても手数が多すぎてシャッターチャンスを逃してしまう。
GRD3 も X10 もお金を出して買っていない(ビンゴやらエコポイントやら)。人生で購入したカメラは安いコンデジが2台くらい。そろそろ買ってもいいんじゃないかと思って調べはじめたのでメモ。
Amazonの EOS Kiss X50 タイムセールにも負けず、調べ続けてる。
※2013/05/06 PENTAXぇ…、Olympusぇ…、の声に両方見てみたところ、PENTAX の K-5Ⅱs が良さげだったので追加。 Olympus は Four Thirds しか無かったのでパス :-)
デジタル一眼の種類
デジタル一眼には種類が2種類ある。なんとなく小さいのと見慣れたやつとイメージだった。
ミラーレスが軽くていいんじゃないか?
ファインダーをのぞきたい 。
普段写真を撮ると、青空が自分の見た感覚よりも白っぽく写ってる、と思ってる人は多いと思う。
これは空気中のチリなんかに光が乱反射して白っぽくなるからなんだけど、サーキュラーPLという偏向フィルターを用いると真っ青な空の写真が撮れる。サーキュラーPLで光の侵入方向を限定できるから。サーキュラーPLは2枚のガラスでできていて、1枚をくるくる回すと乱反射が抑えられる角度があるので黙視で効き具合を確認してシャッターを切る。
で、液晶だと効果を確認しにくいことがあるじゃないかと。ファインダーは外光の影響を受けにくい。
それに、液晶よりも光学ファインダーが現実がそのまま見えるというのもある。なので、ファインダーが有機EL(つまり液晶)な Sony は少し現実世界とファインダー越しに見えているものにタイムラグがあるんじゃないかと思ってしまう。きっと気がつかないくらいだとは思うけど。
コンデジの Fujifilm X10 にもサーキュラーPLつけてる。40.3mm径という特殊なのは無いから落ちそうでコワいけど40.5mm径をつけてる。 結局、ミラーレスだったら高級コンデジでもいいかと思ってしまうので、昔ながらの機構を持つ一眼を調べる。
フルサイズかAPS-Cか
フルサイズというのは、35mmフィルムと同等サイズの撮像素子を使ったもの。 APS-C は、35mm フィルムの後に一瞬出てきた APS(24mm) サイズのフィルムに似たサイズの撮像素子を使ったもの。
APSフィルムは現像してもカートリッジに入ったままのやつですが、あれが出てきたときには光を受けて記録する面積が 35mm に比べて 50% くらいしかないものなんて…と思っていましたが、それと同じ関係です。35坪と24坪の土地とかであれば、70%ちかくありますが、縦横比 3:2 の辺が2/3になるので、かなり小さいです。
ちなみに、 APS-C は APS の使い方の一つで、ほかにも APS-H APS-P のような使い方ができたようです。
フルサイズ機で手が届きそうな雰囲気のある機種は、以下の 3 機種です。 Sony はラインナップが無いので少し高いです。
フルサイズ機 メーカー | 機種 | 発売日 | Canon | EOS 6D | 2012年11月30日 | Nikon | D600 | 2012年09月27日 | Sony | α99 | 2012年10月26日 |
APS-C サイズ機は、普及機なので種類がたくさんあります。
APS-C機 メーカー | 機種 | 発売日 | Canon | EOS 7D | 2009年10月02日 | Canon | EOS 60D | 2010年09月18日 | Canon | EOS Kiss X7i | 2013年04月12日 | Canon | EOS Kiss X6i | 2012年06月22日 | Canon | EOS Kiss X7 | 2013年04月12日 | Nikon | D7100 | 2013年03月14日 | Nikon | D7000 | 2010年10月29日 | Nikon | D5200 | 2012年12月15日 | Nikon | D5100 | 2011年04月21日 | Nikon | D3200 | 2012年05月24日 | Sony | α77 | 2011年10月14日 | Sony | α65 | 2012年01月27日 | Sony | α57 | 2012年04月27日 | PENTAX | K-5 | 2010年09月21日 | PENTAX | K-30 | 2012年05月29日 | PENTAX | K-5Ⅱs | 2012年09月11日 |
傾向としては、肌色やシャープさは Canon 、落ち着いた感じやAFの早さは Nikon という噂を見た。 Sonyは連射が速いっぽい。
画質に関わるもの
単純にフルサイズと、 APS-C といっても各社サイズがいろいろあります。
撮像素子のサイズは光を受ける面積自体なので、画質には直結しそうな気がします。 とはいえ、半導体なので製造プロセス次第でしょう。
さらに言えば、画素数を増やすということは、撮像素子が1面積あたりに受け持つ画素数が増えるということなので無理が生じる可能性もあります。
Canonは画像エンジンが優秀なのかもしれませんし、あまり画素数を増やさないのが好感です。個人的には1,000万画素あれば十分だと思っています。インクジェットプリンタでA4に出力したとしても1,000万画素あれば十分なはず(ほかの印刷方式ならA3でもいける気がする)。
CMOS(撮像素子)
APS-Cでもメーカーによってサイズがいろいろあるらしい。
RAW
また、取り込んだ画像を保存する RAW もいろいろあります。 FujifilmのX10 は各色 12bit 保存でしたが、14bit(ただし圧縮)というのが多いようです。
フルサイズ機 機種 | 撮像素子 | RAW | 画像エンジン | 画素数 | EOS 6D | 35.8×23.9mm | 14bit | DIGIC 5+ | 2000万 | D600 | 35.9×24.0mm | 14bit | EXPEED 3 | 2400万 | α99 | 35.8×23.9mm | 14bit(バルブ・連射時12bit) | BIONZ | 2400万 |
APS-C機 機種 | 撮像素子 | RAW | 画像エンジン | 画素数 | EOS 7D | 22.3×14.9mm | 14bit | DIGIC4 | 1800万 | EOS 60D | 22.3×14.9mm | 14bit | DIGIC4 | 1800万 | EOS Kiss X7i | 22.3×14.9mm | 14bit | DIGIC5 | 1800万 | EOS Kiss X6i | 22.3×14.9mm | 14bit | DIGIC5 | 1800万 | EOS Kiss X7 | 22.3×14.9mm | 14bit | DIGIC5 | 1800万 | D7100 | 23.5×15.6mm | 14bit | EXPEED 3 | 2400万 | D7000 | 23.6×15.6mm | 14bit | EXPEED 2 | 1600万 | D5200 | 23.5×15.6mm | 14bit(圧縮のみ) | EXPEED 3 | 2400万 | D5100 | 23.6×15.6mm | 14bit(圧縮のみ) | EXPEED 2 | 1600万 | D3200 | 23.2×15.4mm | 12bit(圧縮のみ) | EXPEED 3 | 2400万 | α77 | 23.5x15.6mm | 14bit? | BIONZ | 2400万 | α65 | 23.5x15.6mm | 14bit? | BIONZ | 2400万 | α57 | 23.5x15.6mm | 14bit? | BIONZ | 1600万 | K-5 | 23.7x15.7mm | 14bit | PRIME Ⅱ | 1600万 | K-30 | 23.7x15.7mm | 12bit | PRIME M | 1600万 | K-5Ⅱs | 23.7x15.7mm | 14bit | PRIME Ⅱ | 1600万 |
オートフォーカス
最近のカメラのオートフォーカスは賢いらしいのです。つい中央でピントを合わせて構図をずらす癖があるのですが、ポートレートとかはもしかしたららくちんに素早くとれるかもしれないとか夢見てます。
通常は棒線上に輪郭が認識交差するとピントを合わせられるらしいのですが、クロスというタイプは棒線が直交していて2本のうちのどちらでも輪郭を認識するらしいです。通常のものは棒線に平行に輪郭があるとピントを合わせられないらしいですが、直交したクロスならたいていの輪郭が発見されるということらしいです。
このオートフォーカスの距離を計測する測距点数も複数個あるとかすげーってレベルだったのが、いまやすごい数です。
露出測光
露出も中央重点でスポット測光する癖がついちゃっています。18%グレーに近そうなところを探して中央重点で露出をあわせて(AEロックとかせずにマニュアルで絞りとシャッター速度を設定してました)。
とはいえ、今のカメラはオートですごそうです。2000分割とか意味が分かりません。
オートのシーン判別もこれをもとにしてるっぽいところがあるので、実装とか想像もしたくありませんね!
シャッター速度
明るいところで解放で撮影をしたいときにシャッター速度が1段早いと絞りを1段解放できるけど、1/4000あればまぁいいんじゃないかと思ってる。Fujifilm X10は1/1200までなので、たまに赤表示(NG)になって絞りを調整しなおしになったりはしている。
ストロボ同調最高シャッター速度
銀塩の頃、高いカメラにスピードライトをつけないと1/60固定だった気がしますが、最近はコンデジでも可変でなかなか良いので、ポートレートの場合には昼間の屋外でもよくフラッシュを焚くようにしています(1/60固定だと、手前の人物と遠くの背景で露出があわなかったのです)。
フルサイズ機 機種 | 測距点数 | うちクロス | 測光分割数 | 最高シャッター速度 | ストロボ同調 | EOS 6D | 11 | 1 | 63 | 1/4000 | 1/180 | D600 | 39 | 9 | 2016 | 1/4000 | 1/250 | α99 | 19 | 11 | 1200 | 1/8000 | 1/250 |
APS-C機 機種 | 測距点数 | うちクロス | 測光分割数 | 最高シャッター速度 | ストロボ同調 | EOS 7D | 19 | 19 | 63 | 1/8000 | 1/250 | EOS 60D | 9 | 9 | 63 | 1/8000 | 1/250 | EOS Kiss X7i | 9 | 9 | 63 | 1/4000 | 1/200 | EOS Kiss X6i | 9 | 9 | 63 | 1/4000 | 1/200 | EOS Kiss X7 | 9 | 9 | 63 | 1/4000 | 1/200 | D7100 | 51 | 15 | 2016 | 1/8000 | 1/320 | D7000 | 39 | 9 | 2016 | 1/8000 | 1/320 | D5200 | 39 | 9 | 2016 | 1/4000 | 1/200 | D5100 | 11 | 1 | 420 | 1/4000 | 1/200 | D3200 | 11 | 1 | 420 | 1/4000 | 1/200 | α77 | 19 | 11 | 1200 | 1/8000 | 1/250 | α65 | 15 | 3 | 1200 | 1/4000 | 1/160 | α57 | 15 | 3 | 1200 | 1/4000 | 1/160 | K-5 | 11 | ? | 77 | 1/8000 | 1/180 | K-30 | 11 | 9 | 77 | 1/6000 | 1/180 | K-5Ⅱs | 11 | 9 | 77 | 1/8000 | 1/180 |
視野率
視野率100%とかは、銀塩の一眼を使っていたので気にならない。 そもそも、フィルムで撮った写真も縁なしでプリントしたときには裁ち落とされていたのだし、つまりちょうどいいのではないかと思っている。視野率100%にこだわる気はあまりない。
家で全面プリントしようが、TOLOTにしようが、結局周りの数%はプリントされないのだから。
フルサイズとレンズの関係
APS-C サイズに収束するレンズとフルサイズに収束するレンズがあるらしい。 どちらのレンズも 35mm にしたときの数値で記載されている。 18-55mm みたいなやつ。 APS-C の CMOS サイズがメーカーによって微妙に違うので、 APS-C で使うときは Canon は 1.6倍 、 Nikon は 1.5 倍の感覚になるらしい。 18mm のレンズを APS-C で使うと、35mmフィルム時代の28mmくらいという感じ。
EF-S や DX レンズを買うと、いずれフルサイズ時代がやってきた場合には使い回しできない。
フルサイズレンズは APS-C 機にも使えるらしい(全部かどうかは知らない)。
Sonyはレンズの型番を見てもよくわからなかった。
PENTAXはフルサイズ機なし(ただし、645がある!高すぎてかえないけど)。
動画?
今は動画サイトに関わっていないし、動画用のビデオカメラを持っているので動画機能にはあまりこだわらない。
EOS 5D mark2 が出てきたときには心躍ったものだけれど、持っている Panasonic のカムは映像素子サイズは小さい( 1/4.1型で 3.6×2.7mm ×3 = 9.72平方mm )けど、レンズはかなり明るい 35〜420mm(F1.5〜2.8) ので、運動会とかをとるには十分。 FullHD なんてたった 200 万画素程度だしね。
一応、各カメラの動画仕様 機種 | FullHDでの撮影 | EOS 6D, EOS 60D, X7i, X7, X6i | 30p 24p | D7100, D5200 | 60i, 30p, 24p | D3200 | 30p 24p | D7000 | 24p | α65, α77, α99 | 60p 24p | K-5, K-30, K-5Ⅱs | 24fps(pかiか不明) |
その他、面白そうなところ
GPS
GPSが自動で記録されるのは便利。電池の減りが激しいらしいけど。
EOS 6D と α65 /α77/α99 に搭載されている。
Nikon は不格好なオプションがあるっぽい。
EOS 6D には wifi も内蔵されているらしい。
連射
αシリーズは秒間10連射とかできるらしい。Youtubeとかで探してみるとびっくりする。
いきなり200MBかよ、みたいな。
EOS 7Dも秒間8連射。
ダブルスロット
記録用のカードが2枚させる。JPEGとRAWを別々のカードに記録できたりするらしい。
D600/D7000/D7100 に搭載。
バリアングル
背面の液晶がある程度自由に動かせる。ローアングルとかハイアングルとか自分撮りとかに使えるそうな。
EOS Kiss X6i/X7i/EOS 60D/D5200/ αシリーズ に搭載。
ローパスフィルターレス
そもそものはなし、シグマの Favon 以外の撮像素子は3色を正しく扱っていないというのが気に入らないところなんだけど、それはさておき、モアレ防止で格子状のものをアンチエイリアスしちゃうようなローパスフィルタも気に入らないところ。 D7100 はローパスフィルターレスで、解像度が上がったという噂です。
K-5Ⅱs もローパスフィルターレスだとのこと。人によってはポジの絵に近いという人もあり、気になる。
K-5Ⅱs はノイズリダクションもISO毎に設定できたりと、地味にこだわりの操作感かもしれずありかも。
今のところ欲しいカメラ
ずっと EOS Kiss X6i EF-S18-135 IS STM レンズキット に惹かれていたんだけど、そろそろ Kiss という名前がつらくなる年齢なのです。
欲を言えば EOS 6D が欲しいところ。だけれども、お値段がいろいろとつらいので型落ちになった D7000 が現実解か?
D5200 の方が画質がいいという噂もあるけれど、基本的な機能は元になった D7000 にも備わっているものらしい。
D7000 の D5200 に対するデメリットはバリアングルが無いこと。あと、1世代型落ち( D7100 はローパスフィルターレスで魅力的!)になった。少し D5200 より価格が高い。
メリットは、レンズのAFを駆動するモーターが本体に内蔵されているらしく、モーター内蔵レンズ以外でもAFが使えるらしい。雨とかの環境に強そう。
AE-1 プログラム から Canon の操作に慣れているんだけど…ついに Nikon か?