Webアプリエンジニア養成読本

2014/03/09 16:00

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「Webアプリエンジニア養成読本」を献本いただいたきました。

目次は 技術評論社のページ に掲載されているのでそちらを参照してください。

なぜいただいたのか

Rubyの箇所を同僚が書いているのでレビューを頼まれ、クレクレ星人したのでした。

いただいたからには紹介せねばと思いましたが、レベルはさておき自分は既にWebアプリエンジニアとして養成済みで、どう紹介すればいいのかちょっと困りました。

オレは養成済み、とはいえ…

自分は誰かについて教えてもらいながら来たと言う感じではなく(なんだと?と異論のある人もいると思いますがw)、都度々々必要に応じてインターネットのトレンドの移り変わりとともに進んできました。

いまWebアプリケーション開発に入ってくる人たちは知っていた方が良いことが積み上がりすぎていて大変だなぁ、とは常々思っていました。20世紀後半はもう少しのんびりした世界でしたよ。

身の回りに一級のWebアプリケーション開発エンジニアがいて、順を追って教えてくれる余裕まであるという幸運がある人は少ないでしょう。仮にそんな幸運があったとしても、できるエンジニアの時間を無駄に奪う前に本書の内容は押さえておくべきでしょう。

自分のようになんだかやらなければいけない状況に置かれて仕方なくやってきた人は、本書を読んでベース部分に誤りが無いことを確認しつつサジェストされている本を確認したりしても良いと思いました。

これからやっていかなければならない人は最低限の入り口として本書を先輩の助言の代わりにすると良いでしょう。

最後の方のコラムにフルスタックエンジニアについてのものがありますが、サーバサイドの開発をするにあたり、完全分業できる環境にあるとしても、本書の内容は知っておいた方が良い…というか知っていてくれないと困ると思っています。

ささっと読めるので買って一通り読んでおくのが良いでしょう。もちろん、これからの人たちは書かれているコードをきちんと打ち込んで、実際に動作させてみないといけませんよ。

おまけ

本書のPHPの章に登場する TWIG というテンプレートエンジンはPython以外では珍しい継承機能があるテンプレートエンジンで(と、実はSmarty3も継承機能搭載なので既にぺちぺにも一般的な機能か)、今後はじめる人たちはテンプレートの継承も当然のものとしてやってくるんだなぁ、と思いました。

テンプレートの継承機能のない世界とか戻りたくないですね。

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