誰かが慌ただしく門前を駆けていく攻撃通知を受け取ったエージェントの頭の中には、様々な思いが溢れ出ていた。
このエントリは Ingress Advent Calendar 2014 の8日目です。
iOS版が出てからの新参者ですが、エージント活動を続けているうちに ingress の楽しみ方がどんどん変わっていきました。
チュートリアル期序盤
はじめはよくわからずになんとなくやっていたらレベルが上がり始めて単に楽しかった。当時はそんなに硬いポータルも近所にはあまりなく、自分より少しレベルの高い緑AGのポータルをよく見かけていたように思う。硬くて困っていると近隣の町から助けが来てくれたりして、おーすげー、と思ったりした。
その後、他にも活動量の多い敵が現れ、数的には不利でしたが、超頑張って戦っていた。
チュートリアル期中盤
A5になると、だんだんと硬めのポータルも壊せるようになった。しかしながら地元で毎日活動している同陣営のエージェントはいなかったから、ポータルのレベルは上がらなかった。あとで近隣の仲間エージェントであると知ることになる高レベルエージェントの作ったポータルにすがるようにハックした。
夏の暑い時期だったから主に夜、ママチャリで疾走して敵とポータルの取り合いをしていた。まだこのころは自陣営の色に染まる感じはなかった。
チュートリアル期終盤
始めて1月弱でチュートリアルは終わった。チュートリアルが終わったころからingressの世界の見え方が変わった。がむしゃらにレベルを上げてCFを作ってというところから、地域を平定することを目指すようになった。とはいえ、地元で毎日活動している自陣営のエージェントは自分しかいなかったし、敵は尋常でなく長時間活動する。しかも2人。実際はA8+の数は圧倒されていた。
塗りつ塗られつ
継続して敵とエリアを取り合っている間に、活動量の多い同陣営のエージェントがチラホラと現れ始めた。Factionで団子について注意を始めた。どうやら2chで文句を言われているらしい。全く気にしないが。
局所版信長の野望期
各エージェントが小さなエリアを平定し始める。1日3回の奪い合いをものともしない者たちだけがエリアを平定できる。少しずつ各エージェントのエリアが広がり、補い合いながら融合していった。この辺りからあたかも戦国武将のような気持ちになり始めた。
防衛初期
地形や土地の特徴からエリアを維持していく戦略の検討が始まる。自分の活動地域は歴史的にも面白い地域だが、昔の人々の戦略がすごく身近に感じられる。より防衛しやすいようにポータルの申請を組み合わせて防衛を作り上げていく。
防衛期
地域がある程度安定し、敵の動きに慌てることも減り始めると、少し離れた地域が気になり始める。敵、味方が活動しているのだから当然である。周りの地域で同陣営が強くなれば全体として同陣営が強くなるようにゲームバランスはできている。
一時期、全く逆のバランス調整となった際にはかなり疲弊したが、急造組はバランスが戻るとほとんど消えた。3倍楽にプレイできた地域で3倍苦しみながら守っていた敵を崩せるはずがないのだから予想どおりであった。逆に3倍苦しい時期に始めたエージェントは驚異的になった。
それから
地域の特色、エージェントの数・活動量の関係、ポータルの生え具合、気候、様々な要因で状況が変わり続けるingress。
リアルに外に出る、エージェントは全て人間、世界は本物。
これこそがおじさんたちがはまってしまうingressなのだ。
仕舞いには世界は真っ青になった。
明日は iwaim さんです(公開されたらリンク張ります。CFはできません)。
2014/12/10 追記
遅くなりましたが iwaim さんの9日目 にリンクを張りました。びょいーん