ところでお前誰よ?
転職エージェントなどを通じた場合には各社のフォーマットなどがあり自由度がないかもしれません。ですが、自由度がないからといって聞かれたままに情報を埋めたレジュメからはあなたが誰なのかがわからないかもしれません。
※ ここでは職務経歴書のことを気持ちを込めてレジュメと表現します
フォーマットをただ埋めるのではなく、フォーマットの制約の中で知らせたいことを表現する
エンジニアの場合、関わってきたプロジェクトで使われていたテクノロジーが一通り書かれていることが多く、たいていの場合フルスタックエンジニアにしか見えません。あ、ちなみに何かがオドリだしそうな転職サイトなどにフルスタックエンジニアと書いてる人はその時点でスルーしてます、あしからず。
実際にどのテクノロジーにどのような思いでどう関わったのかを知りたいので、多くのテクノロジーが羅列されているところからは何も伝わってきません。この時期にこのテクノロジーを使っていた・選定したその理由など、特徴的なところを伝える気持ちで与えられたフォーマットを使って表現してもらえるとあなたのことを少し理解できるかもしれません。
どう頑張ってもフォーマットが不自由な場合にはエージェントを変えるのも一つの手でしょう。
職歴にストーリーを作る
こういう会社でサブリーダーをしました!こういう会社でリーダーをしました!
エンジニアを求めることが多いからとか、私がヒエラルキーを良しと思っていないからとか、そういったこともありますが、 リーダーという役職 からは何も伝わってきません。その職種に関わって数年経ったんですね、という感覚でどうでも良いです。
チームや組織に変えると良さそうなところを見つけたのでこういうやり方でリードして全体として状況が改善した、といったことでしたら知りたいです。そういったことは日々行われてたくさんの事例をお持ちでしょうから、自分が一番効果を出せる・よく考えたら今までその方面を重点的に改善してきたといった特徴的なものを抜き出して表現しましょう。職歴を渡ってどのようにその分野において成長してきたかがわかるとより良いでしょう。
それがキャリアだ
「今までの行動の延長線上にあって、より効果の大きな影響を与えられる仕事」が働きたいと思っている会社の募集と合致していれば、合理的に説明されているあなたのキャリアプランは会社側の欠けているピースを埋められる可能性があります。
面接はあなたのキャリアプランと会社側の求めているピースが合致するかを双方が確認する場ですから、自分のキャリアプランと合致しているかをあなた側からも審査してください。もちろん、社風などもあなたの側からもチェックするのが当然と思って臨んでもらえると良いですね。