台風19号「ハギビス」のメモ - 鎌倉

2019/10/16 18:00

※ 商品のリンクをクリックして何かを購入すると私に少額の報酬が入ることがあります【広告表示】
cover

佐助稲荷の本殿を倒壊させた台風15号に続いて、超巨大な台風19号(ハギビス)がやってきました。

鎌倉の真横を目がかすめていった15号に比べると風は少し弱めだったのかな?と。

にもかかわらず鎌倉は広範囲で停電しました。 多くの地域では12日の20時過ぎから13日の9時頃までの13時間程度停電したようです。冷蔵庫はできるだけ開けないようにしていましたが、氷は複数の氷がくっついていたので少し溶けたんだと思われます。

10月10日

台風がやってくる2日前。まだ雨も降っていませんでした。前回の東京オリンピックの日、統計上最も天気が良い日でしたか。今年は台風の対策が取られている日でした。

坂ノ下

漁船は歩道にあげられています。台風のたびのお馴染みの風景になりつつある。

鎌倉の山の内側は由比ガ浜少し上がっていて(標高10m位)、坂ノ下と材木座に向かって少しずつ土地が下がっています。関東大震災の時に長谷の大仏のあたりに到達した津波は坂ノ下と由比ガ浜の間の道を上がっていったのかな?

坂ノ下の漁船

稲村ヶ崎

台風15号で国道134号にダメージを受けました。

稲村ヶ崎

岩場なので良い波がたちやすいエリアとして有名な場所です。歴史的には新田義貞の鎌倉攻めで有名な場所、江ノ島と陸の間に富士山が見える景勝地としても有名ですね。

この日も大きな波が経っていました。米粒、もとい埃みたいに小さいのが人です。波は4m以上ありそうです。4Kで撮影しているのでデスクトップのChromeで見てみてください(なぜかSafariでは4Kが選択できない)。

10月12日 深夜

雨がやみ、しばらくして高潮警報や避難勧告か解除された 2019/10/12 23:40頃 、停電が続いていたので物珍しさで散歩に出ました。

江ノ電は電源を喪失していないようで、踏切や駅のあたりは電気がついていました。他にもリゾートホテルなどは自家発電で電気がついているようでした。

由比ヶ浜駅の明かり

iPhone11の暗所性能は頭がおかしいんじゃないかというくらい。以下は実際は真っ暗でした。停電で信号もついていない。昼間じゃありませんよ。停電してる夜中です。

逆に言えば、上の写真のように思った通りというか見た目通りというか、そういう設定で素早く撮るのは苦手なのでデジイチの代わりにはならないなーと改めて感じました。上の写真は(ISO1600, -3.3段, f/1.8, 1/13秒)という設定です。

iPhone11の暗所性能

国道134号は早い段階で通行止めになっていて、長谷寺の前の信号で警官が1人で交通整理をしていました。暗い国道134号なんて見る機会がないので見ておかねばと思ったのですが、ちゃんと電気がついていました。電光掲示板や、由比ヶ浜の公衆トイレまで、明かりがついていてすごいなぁと思いました。バイクがひっくり返っていたり、切れた電線が垂れ下がっていたりして危険な状態でした。 結構散歩してる人がいたのですが、明かりもつけずに歩いてる人とかもいて、危ないなぁと。

えび公園のあたりまでくると標識が根本から折れて倒れていて、弱くなんてなかったんだと実感しました。

エビ公園

由比ガ浜4丁目の信号あたりは砂浜のようになっていて、これ以上は危ないと引き返しました。

由比ガ浜4丁目信号

10月15日

片付けなどの邪魔にならないように1日おいて、15日に散歩に出ました。

坂ノ下

坂ノ下の海岸です。海水浴場にならないので夏のシーズンはこの辺りから海に入ったりします。浜にはたくさんの漁船と漁師小屋があるのですが。台風が来るたびに露出してしまう土嚢が今回も。一部の漁師小屋は壁が剥がれたりしていて修理をしていました。

坂ノ下の海岸

稲村ヶ崎切り通し、電線に寄りかかってる

坂ノ下の海岸

この門が閉じられて水の侵入を防ぐんですね。

坂ノ下の門

坂ノ下の海岸から上がったところで海抜4mです。鎌倉は海から上がった途端にある程度の海抜がある気がしています。由比ガ浜の駐車場あたりは上がった時点で10mあります。

海抜4m

坂ノ下から稲村ヶ崎への歩道

側溝の蓋はあらかじめ外されていたのでしょうか。側溝に流れ着いたゴミが詰まっています。このゴミをなんとかしないうちに雨が降ると大変なことに。

側溝のゴミ

この歩道はタイル張りで歩きやすいし自転車でも気持ち良いんですが、徐々にタイルが剥がれててだんだん残念な状態に。修復はタイルじゃないんですよね。

歩道のタイルが剥がれている

防波堤のタイルも剥がれてます。このタイルは今回剥がれたようで、まだ片側はついていました。

歩道のタイルが剥がれている

稲村ヶ崎と絶壁

市営プールをすぎると絶壁が。仏法寺跡の位置を考えると、新田義貞はこの崖の上あたりを通っていったのか?昔は稲村ヶ崎の切り通しはなかったはずなので、鎌倉時代はどういう状態だったのか気になります。とともにこの崖、よく崩れないなーと毎回感心しています。

稲村の切り通し?

稲村ヶ崎自体は特に変化なさそう。この階段、ずっと閉鎖されてるけど前はどうだったんだろう?

新田義貞は海の水が引いている間にこの岸壁を数万の兵とともに通ったらしいのだけれど、想像もできない。

そういえば、以前はここにベンチが置いてあったと思うのだけれど、いつからないんだろ?

稲村ヶ崎のいわば 稲村ヶ崎切り通し

稲村ヶ崎から七里ヶ浜の駐車場まで

護岸がえぐられて国道134号が通行止め→片側通行へ。

15号でも歩道が落ちてやはり通行止めから片側通行になってたんだけれど、またも。

片側通行

浜辺へ降りる階段が壊れてる。階段が壊れて歩道も落ちてしまった模様。

階段が抜けて歩道も

おとなしばしを過ぎて七里ヶ浜側へ進むと護岸のコンクリが壊れているところへ。

護岸が壊れている

歩道も壊れている。

護岸が壊れている

七里ヶ浜側へ続いている。

護岸が壊れている

土嚢の向こう側も。

護岸が壊れている

西田幾太郎博士記念歌碑はなんとか持ち堪えている。XMが溢れ出てるんだな。

西田幾太郎博士記念歌碑は無事

七里ヶ浜の駐車場から腰越まで

七里ヶ浜駐車場から西側の腰越方面は、台湾の人たちに大人気の日坂、つまり鎌倉高校前の踏切のところに右折レーンを作ったりしている関係で、国道134号の道幅を広げつつ護岸も新しくなってるんです。江ノ電線路側の歩道も広くなっていますよ。

砂浜もゆったりあって良いですね。

七里ヶ浜駐車場から西

新しい護岸

実はまだ工事中。設備が壊れたりしていなくてよかった。

まだ工事中

そもそも方式が完全に変わっている。日本の土木技術は自然災害と付き合いながら進化していってるんでしょうね。

新しい方式は強そう

間も無く小動岬のあたりまで到達しそうです。終わったら今度は稲村ヶ崎方面も同じタイプになると安心なのですが。

もう少しで腰越

砂浜

川の護岸工事が進んで砂が運ばれて来なくなったことが砂浜が減少する原因の一つだと言われています。普段はこんなに砂の跡がなかったがしていて、実感できました。

もう少しで腰越

他のエリア

少し見てまわった感じでも、屋根にブルーシートがかぶさってる家が数件、壊れた歩道や、材木座から国道134号を潜って海岸に出る通路に大量の漂着物があったりしてました。

FBを見ていると浸水や下水が溢れたりなどもあったようです。

以上、台風19号に関してのメモでした。

Prev Entry

Next Entry