凄いものを観た
緊急事態宣言が出てからツイッターなどでおなじみの劇団ノーミーツが旗揚げ公演を行ったのでヴァーチャルな世界で観劇しました(つまり、自室でパソコンを通して観ました)。
開催方法などを緊急事態宣言下であることを活かしているのは当然のこと、制限を何重にも逆手にとった野心的なチャレンジが、まさか4月に結成して5月の末にこのクオリティで開催できていることに驚きです。
80年代から舞台と客席とその融合みたいなことを掲げているところもありますが、そのレベルの考えをひとつ超えた融合がこのタイミング・スピード感でなされたのは、興奮で震えるしかありません。
終了後、Live配信が終了してもしばらく接続が減らない=客席を立たないのも演劇で珍しいんじゃないかな?と思いました。
テクニカル面
配信・スイッチングなどのテクニカル面のほか、同じ板の上にいても難しい掛け合いをどうやって遅延のあるインターネッツで実現していったのか、歪みあったりするようなこともある稽古をリモートでどう実現していったのか。 場所は変わらないとはいえ場面転換のようなものは本人が行う必要があったりと、様々な困難をこの短期間で仕上げられたことなど舞台裏をいつか知りたいものです。
現実の場所が各演者さんの自宅ということであったら、昼と夜の違いなんかがどう表現されているのかなど、気になることがたくさん。
誰か、夜の部を見た人がいたらちょっといくつか聞きたいです!
しかし、一度も会ったことのない人たちがこんなものを作り上げられるのか…。