GoのSliceこえー（いまさら）

  package main

  import "fmt"

  func main() {
      ar1 := []int{1, 2, 3, 4, 5}
      sl1 := ar1[:4:4]
      sl1 = append(sl1, 1)
      fmt.Println("ar1:", ar1) // ar1: [1 2 3 4 5]
      fmt.Println("sl1:", sl1) // sl1: [1 2 3 4 1]

      ar2 := []int{1, 2, 3, 4, 5}
      sl2 := ar2[:4:4+1]
      sl2 = append(sl2, 1)
      fmt.Println("ar2:", ar2) // ar2: [1 2 3 4 1]
      fmt.Println("sl2:", sl2) // sl2: [1 2 3 4 1]
  }

sliceは元の配列への参照を持っているのだけれど、appendしたときにsliceの容量を超えた場合には、

• 新たなSliceを容量を増やして確保（この時点で元の配列への参照は失われる）

• 元のSliceのデータを新しいSliceにコピー

• 新しいSliceにデータをappend

つまり、sl1はsliceするときに頭から4つ分の要素をもった同容量のSliceを作っている。sl1に1をappendするときに元の配列への参照は切れているのでar1に影響は無い。

一方、sl2はsliceするときに容量を要素数+1にしている。appendしても容量不足にならないので5要素目に1をappendしてしまい、元のar2の5番目の要素が変更されている。

当たり前と言えば当たり前なのだけれど、Sliceちょいとこわい。今更間満載だけれど、メモ。

go: 1.15